ピルで性欲低下は本当?

緊急避妊したい時の高用量ピルの使用

妊娠したくないのに性行為を避妊をせずに行ってしまった場合や、行為の途中でコンドーム等の避妊具に不具合がおき、本来の機能を果たさなかったと考えられる場合、望まない性行為を行った場合などには、緊急避妊を行うことができます。緊急避妊について正確な知識がある女性は日本においては3人に一人程度と、普及が進んでいませんが、望まない妊娠を避ける手段として非常に有効です。緊急避妊の際には、高用量のピルを服用します。もともと、ピルは女性ホルモンに働きかけて排卵を抑制する効果がある薬ですので、高用量のピルを性行為の後72時間以内に服用することで、ホルモンバランスを変化させ、排卵を遅らせたり、受精卵の着床を妨げることができます。ただし、この高用量ピルは医師による処方が必要な薬品であり、保険適用外ですので購入するときにも6000円~1万5000円程度かかります。また、頭痛や生理痛に似た腹痛、めまい、ほてり等、副作用がでることもあります。副作用には個人差があり、ひどい吐き気や頭痛に数日間悩まされる人もいます。緊急避妊を行ってから3日~一週間程度で、ピルの作用により強制的に生理が引き起こされます。生理が起これば、避妊に成功したということです。緊急避妊を医師の指導の下で行った場合、98パーセントという高確率で避妊に成功するというデータもあります。ただし、この緊急避妊は強い薬を使うため、女性の体の負担も大きく、服用が遅れたり、タイミングがたまたま重なったためにちょうど排卵していたりした場合は効果が得られないこともあります。緊急避妊の知識があったとしても、さまざまなデメリットがあることを念頭におき、望まない妊娠の予防をまず行うことが肝心です。